ボディ修理


シルビアS15のフロント周り

 


一見なんでもないシルビアですが

 

 

中古車で購入したユーザーさんですがなにかおかしいので見ていただきたいとご来店。
事故暦有りとの事で購入したのですが数年してから錆。

 

 

フェンダー等外して点検してみると…

 

 

つぎはぎ修理でした。





ボディアライメントも計測して…
高さ、長さ、ねじれ、幅、狂っています。


 

いくら見えない所とは言えひどい溶接です。

 

ボディ寸法を修正していきます。

 

少しずつ引っ張ったり押したり。

 

寸法を出して仮組み


位置を決めて溶接。

 

入らない所はこのような大きいU字アームを使用して。

溶接完了したら再度寸法確認。


大切な企業秘密の防錆処理をほどこして下塗り、上塗り。
組み付け終わったら大切なタイヤのアライメントを調整して
完了です。



モノコックボディは色々な鉄板が組み合わさりそれぞれをしっかり溶接されてはじめてボディとしての強さが出来ます。
特に速く走る為の車両はボディがしっかりしていないといくら高価なショックアブソーバーを取り付けても良い動きにはなりません。
この車両もどこかの中古車屋さんがボディショップに修理を依頼したのだと思います。
外からはアンダーコートやシールが塗布されていてわからないのが現状です。

Garage-tenryu(2010.10)